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浜松篠原新たまねぎ農家。安心して使ってもらえる野菜作りと農業者を増やす農業者を目指しています。

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あなたの健康やお金に直結する、野菜の4大問題

2017/04/18

あなたは、今の日本で売られている野菜の
問題点をご存知でしょうか?

◆価格が安定しないこと?
◆世界一の農薬使用量で栽培されていること?
◆化成肥料によって硝酸態窒素がのこっていること?
◆それなのに栄養価がへっていること?

これらすべて、
問題だと私は考えています。

これが解決できる方法があったらいいとおもいませんか?

私は今回、これらの問題を
たったひとつのアプローチで解決できるかもしれない!
という情報を得て、
車で2時間かけてお隣愛知県に行ってまいりました。

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gad336

微生物の力を最大限引き出す資材を販売している、
吉良商店、神谷先生のお話を聞いてきました。

私はかねてより、
これからは微生物の力を借りた農業が主流になると
考えていました。

それは現在の自然農ブームに現れています。

しかし、巷の自然農は、
草をはやして、あるいはその草を借り倒しながら、
その隙間で野菜を栽培するというものです。

これは、一昔前に大変話題になった、
「奇跡のりんご」を野菜に適用したためです。

りんごは木なので、下に草が生えてもいいし、
その草を借り倒してほかっておいても良い。

しかし、野菜はそれ自身が草ですから、
草と共存するというのは、
家庭菜園レベルでは可能であっても、
事業レベルでは不可能です。

この自然農における草の役割は、
作物の周りにおける生物の
多様性を確保するためのものです。

その中でも特に、微生物の多様性が、
野菜がちゃんと育つかに関わっています。

たくさんの種類の微生物が作物の周りにいれば、
野菜にとって病気の元になる微生物が
勢力を拡大するスペースが減るわけです。

その微生物のエサや住みかになるのが、
自然農で大事にしている草なのです。

他にも、自然農では草の根っこに
畑を耕させ、空気を地中に送るという役割もやらせます。

事業レベルでは、草との共存が困難だと申し上げました。
そこで、この草の役割を他に担わせることになります。

まず、微生物の住処になるのが、堆肥です。
そして、空気を入れるのが耕すという行為です。

しかし、堆肥というものは曲者で、
必ずしも野菜にいいとは限らないのです。

特に家畜糞をもとにしているものは、
窒素分が多すぎたり、
また、家畜が薬品投与されたりしていると
それが混ざったりして、
安心して使えないのです。

今回伺った、吉良商店は、
堆肥と液肥を主に作っているところで、
原料に家畜糞はつかっていません。

また、原理は良くわかりませんが、
微生物が活発に活躍できる土壌が出来るそうです。

そして、もちろん耕すのですが、
ここの資材を使うと、
これも原理を理解できていませんが、
耕したところよりも深いところまで、
土が軟らかくなるそうです。

このような土で野菜を育てると、
次のような野菜が出来ます。

◆根が地中深くまで張って水を吸い寄せるので、
 人による潅水が要らなくなり、
 不要な水をすわなくなるので、
 栄養価の高い野菜が出来ます。

◆作物の周りの微生物が豊富で活発になり、
 病気になりにくくなり、
 殺菌剤という農薬をかけなくてもよくなります。

◆根の周りの微生物の助けを借りて栄養を吸収するので、
 化成肥料がいらなくなり、
 農薬より毒といわれる硝酸態窒素が
 野菜に残らなくなります。
 (化成肥料は浸透圧をつかって、
  作物にむりやり栄養を吸わせます)

◆硝酸態窒素を野菜がもたなければ、
 虫がよりにくくなり、
 殺虫剤という農薬をかけなくてもよくなります

ということで、
冒頭に挙げた問題点を3つクリアできる可能性があるのです。

残りのひとつは、価格です。

野菜の価格が安定しないのは、
流通に原因があります。

農家が野菜を作って、
農協があつめて、
市場で価格が決まり、
それを仲卸が買って、
さらにそれをスーパーなどの小売店が買う。

市場で価格が決まるので、
たくさん野菜があれば安くなるし、
集まる野菜が少なければ高くなる。

しかし、この野菜たちは、
あまり特徴のない野菜です。

有名産地であるとか、
エコファーマーマークや、
有機JASマークが、
かろうじて特徴になるかもしれません。

しかし、
誰が作ったかわかって、
どんな思いで作ったかもわかって、
どんな過程でそだってきたかもわかったら、
特徴のある野菜になると思うのです。

さらに、吉良商店の資材を使えば、
栄養価がたかくて、
農薬をつかわない、
硝酸態窒素のない、
本当に体に良い野菜が出来ます。

特徴のある、体に良い野菜なら、
「この値段で買う」というお客様が、
現れると思います。

そのときに、
野菜の値段は、
市場原理から開放されて、
適正価格で生産者から消費者に
渡ることができるようになります。

私は、
現在の流通に乗る慣行栽培を軸にしつつも、
微生物の力をかりた、本当に体に良い野菜を
直接買ってくださるお客様を探したいと思っています。

お客様になってくださる方からの、
リアクション、コメント、メッセージをお待ちしています!

写真は吉良商店敷地内の試験圃場?と
資材が固まって畑に置かれているところです。

 

 

 

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